ミーリングを超えた「CAM-TOOL」によるモノづくり革新 !!

これまで培ってきた確かな技術を融合

「CAM-TOOL AM」は、CAM-TOOL に、DED（Directed Energy Deposition）方式または、MEX（Material Extrusion）方式の積層造形パスを生成する新加工モードを搭載した同時5軸制御対応の複合CAMシステムです。積層造形（付加加工）と従来の切削加工（除去加工）を組み合わせた新たな工程設計を1つのシステムで行うことができます。

積層工程は、これまでの切削加工と同様のオペレーションを実現し、オペレータは形状設定からパス出力まで特別な操作をおこなう事なくデータ作成が可能です。

CAM-TOOLは、これまで切削で培ってきた確かな技術と先進のテクノロジーとの融合により、新たなモノづくりに貢献します。

DED（Directed Energy Deposition）
ノズルから金属粉末をレーザー照射位置に供給し金属を溶融・固化して積層する造形方式 MEX（Material Extrusion）
ノズルから熱熔解した樹脂を吐出し堆積・固化して積層する造形方式

　特徴（DED方式）

新加工モード「DED」について

新加工モード「DED」モードでは、積層により造形する形状とベース面を指定することで、積層造形用のパスを生成します。各種専用パラメータにより様々な形状に合わせたパス作成が可能になっています。
平面や円筒面だけでなく、任意の自由曲面上への積層にも対応しており、CAM-TOOLに搭載されている強力なサーフェスモデリング機能が使用でき、より柔軟なパス作成を支援します。
CAM-TOOLの切削モードと同じオペレーションで積層パスの作成が行えます。

同時5軸の積層パスに対応

3軸による積層だけでなく、同時5軸の積層動作に対応しています。
マシンシミュレーション機能を搭載し、切削パスと同様に装置の干渉チェックまたストロークチェックが行えます。

積層造形と切削加工を組み合わせた新しい工程設計

積層造形と切削加工を組み合わせた加工工程の設計が行えます。積層した形状を切削することや、切削した形状に積層することが可能になります。
作成された積層パスからストック形状を生成する機能を新たに開発。積層で造形される形状を使用して無駄のない切削パスの作成が行えます。
積層と切削を組み合わせた加工工程でも、工程に合わせたシミュレーションが自動で実行されます。

① 積層造形（5軸位置決め）

② 積層部切削（3軸加工）

③ 積層造形（同時5軸）

④ 積層部切削（同時5軸）

CAM-TOOL AM （DED）操作例はこちら

　CAM-TOOL AM 操作動画

　特徴（MEX方式）

STLデータやスライスデータを必要とせず、3次元CADデータからからダイレクトに造形パスや造形後の切削加工パスを生成します。

上流CADからのデータ（IGES、STEPデータ等）から高品位な造形用NCデータを作成します。
軽量化のために、造形物内部を網目状に肉抜きした積層パスを作成することが可能です。
実績ある高品位な切削NC出力（CAMエンジン）により、高精度でなめらかな表面仕上げを実現します。
部品の形状に適する造形と加工のプロセスをユーザ自身で構築する事ができます。
積層シミュレーションにより検証工数を削減します。

① モデル分解（ハブ／羽）

② 3軸造形（ハブ）｜　 ③ 5軸切削（ハブ）

④ 5軸造形（羽）｜　 ⑤ 5軸切削（羽）

　対応機種／製作事例

DED対応機種　2021年8月現在

ニデックマシンツール株式会社	LAMDA
芝浦機械株式会社	ZK シリーズ
オークマ株式会社	MU-5000V LASER EX MU-6300V LASER EX MU-8000V LASER EX